写真展を終えて思うこと。

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写真展を終えて2週間ほど経ちました。
遅くなりましたが、来てくれた方々、本当にありがとうございました。

今回は幸せという抽象的でどうにでも解釈可能なテーマで
仲間達共々、色々なアプローチを試みました。

結果、お寄せいただいたアンケートからは、純粋に嬉しくなるものから、
手厳しいものまで、様々な意見を頂きました。

写真展を終えてから、少し、写真を撮る意味を考えるようになりました。
元々、旅行の延長線上にカメラの勉強を始めた理由があり、
特段、何か、人にメッセージを伝える道具として、カメラを使っている意識は無かった人間です。

後日、個人的に、思わず目を奪われ、惹きつけられる作品は見当たらなかった、
という正直な感想を頂きました。
僕はこの意見を頂いた方に非常に感謝しています。

見に来ていただける方々は、友人達であったり、知り合いであったり、
全く面識の無い、写真をやっている方々であったりと、その来訪の目的や、
求めるもの、持って帰るものがそれぞれ異なります。

その中でもブレない、唯一つ伝えたかった事とは一体何だったのだろう?
そもそも、伝えたかった事なんて存在したのだろうか?

僕は僕の日常の中から、幸せを感じる瞬間を選んで展示しました。
分かりやすくて、単純なカタチです。

星野道夫氏の写真と文章が好きです。
彼の被写体に対する思いや、そこに存在する世界観のすばらしさ、
愚直に向き合った濃密な時間が垣間見えて、
写真の中から、彼の見た世界がダイレクトに伝わってくるからです。
そうした過程を経て初めて、その人自体を知りたいと思うのです。

そういう自分の趣向と照らし合わせてみても、
人に見せるものとしては、正直、自己満足の域を出ない結果だった、と今は思えます。

自分の思いをのせる手段としてあるのか、
そこにある世界をただ写すという行為なのか。

後者の撮り方にこそ宿るものがあると思う自分は
そもそも前者のアプローチをあまり好みません。

色々と考えることは多そうですが、
今後のことも踏まえしばらく休んでいたブログも、再開しようと思います。

日常生活に埋没して、捨拾選択を間違わないように、
少し自分を律する必要性を感じている、今日この頃です。

本当に大事なものは、そんなに多くはないのだと思います。
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by arujiyanon | 2007-10-05 02:08 | 写真。
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