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ミストブルーの風景を。

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これまでを振り返るにも、これからを想うにも
冷たくて澄んだ冬の冷気が鼻腔を抜けてゆく感覚は
鈍った感情までも刺激するようで気持ち良く、
風景も人間も純度があがるような気がして。

年の変わる季節が冬で良かったと思う。

僕の好きな写真家は、その土地に降る雪が、
空から地上へ梯子を伝うようにまっすぐ降りてくると表現した。

一つの愛でるべき対象にどれだけ愚直に向き合ったか
その気持ちの欠片に触れることのできるそれらの写真が好きで。

今現在住むこの街では、雪景色を見れる機会はそう多くはない。
金網越しに見てみても、特に距離感を感じる事もない程度には、根が張り始めているのだけれども、
この街ではどんな風に雪が降るのかを、僕は、未だ知らない。

働き始めて2年間過ごした街では、
ペース配分もわからずにガムシャラに飛ばした結果、
自分の体を壊すのみならず、周りにもいらん心配をかけて
大事な人達には、見せなくても済んだハズの顔を見せ、させる必要のない表情を作らせた。

その後マンションの更新時期が来たときは、部屋を変えることに迷いはなく。

この街に来てから、
色々な人達と出会い、リセット出来る場所を得て、
行ったことの無い土地へ行き、写真家の愛した風景に出会った。

ここ1、2年で、確実に変わってきているものがある。
昔の友人達には新鮮に移るらしい、微かに自覚できる変化。

今年は多くの新しい関係を得て
大事なものを大事にと思い、
不義理を重ねつつも本当に素敵な時間を過ごすことが出来た。

いくつのありがとうを重ねても、結局、足りないなぁ。

みなさんが来年もいい時間を過ごせるよう

とりあえず初詣でお祈りしておきます。

月並みですけど、よいお年を。

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by arujiyanon | 2006-12-31 07:01 | 写真。

スガワラさんの枯葉パスタ。

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読んで字の如く、枯葉の入ったパスタのこと。

探検部の合宿中、スガワラさんは鍋を足に引っ掛けて、大地にパスタをぶちまけました。
コッヘルの中に見え隠れする枯葉の食感を、未だに覚えています(笑)

その後、焚き火を囲んで酒を酌み交わしていた最中、
少し酔いが回ったスガワラさんは柔道2段のテラシマさんに絡み始め、
怒ったテラシマさんが、スガワラさんを焚き火の中へと投げ飛ばしました。

一歩間違えば大惨事です。
その後、先に寝ていたテントに、全裸のケイタロウさんが乱入してきて、無理やり叩き起こされました。
何でこのヒトは全裸なんだと素朴な疑問を抱いた記憶が残っています。

ふざけた仲間達と、奇跡の様な風景を共有してきて

会えば懐かしく、互いに昔の話しかしませんでしたね。

今日は、新しい人生の第一歩を。

乾杯です。

はい 誓います と 

緊張の中、擦れた声で振り絞った その言葉に。
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by arujiyanon | 2006-12-24 02:43 | 写真。

放浪カモメはどこまでも。

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少しでも高い所に登りたがるのは、僕らに共通した変な習慣。

焚き火の周りでそのまま寝てしまうのも、
人の飲み物を勝手に飲み干して、笑いながら謝るのも、
自電車に乗るといつのまにか競争になってしまうのも、
当たり前になってから何年経っただろう。

今でもお互いの近況を気にしながら、
年に何回か顔をつき合わせて笑うことができるのは、
共に過ごした時間を、それぞれが大切に思っているから。

特別な出来事の多かった今年の暮れに
これまでの事、これからの事を考えていた。

寒風が吹きつける冬のテトラの上でひとしきり笑った後、
放浪カモメの様な仲間達は、みな同じような視線で海を見ていた。

今過ごしているこの時間も、
これまでの事になることを寂しいと思う反面、少し嬉しかったりもした。

きっと僕らは、何年経っても、同じように笑うことが出来る。

広がった互いの世界を持ち寄って、今日の様に笑いあうことが出来ると思ったから。
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by arujiyanon | 2006-12-11 01:00 | 拝啓。

ゆりかごから墓場まで。

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                喜びにも悲しみにも、花はわれらの不断の友である。

              花と共に飲み、共に食らい、共に歌い、共に踊り、共に戯れる。
                 花を飾って結婚式をあげ、花をもって命名の式を行う。

                        花が無くては死んでもいけぬ。

                 百合の花をもって礼拝し、蓮の花をもって瞑想に入り、
                    ばらや菊花をつけ、戦列を作って突撃した。

                      さらに花言葉で話そうとまで企てた。

                      花なくして、どうして生きていかれよう。

                                                 岡倉覚三
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by arujiyanon | 2006-12-07 01:14 | 花。